食鳥処理工程におけるカンピロバクター等微生物汚染防止低減への取り組み
2012年6月19日
研究発表
近年、カンピロバクターによる食中毒が多発し、その主な原因食品として食鳥肉に よるものが数多くあり、本食中毒を防止することが喫緊の課題になっている。
食鳥処理工程の中で、食鳥と体( 以下「と体」という。)のカンピロバクター等微生 物汚染の原因は、ベントカッターで内臓がうまく切れなかった腸切れ、そ嚢等から漏 出する内容物が最大要因ではないかと考え、今回、残腸等を完全に除去して処理した 「と体等」と、残腸等が残ったまま処理した通常の「と体等」とのカンピロバクター 等微生物汚染状況の比較調査を行った。
また、その結果を踏まえ、それ以外に汚染原因が考えられる「と体」皮膚毛根部等 のカンピロバクター等微生物汚染実態調査も併せて行い、若干の知見を得たので報告 する。
なお、調査に当たっては、残腸数を数え、残腸率を計算するとともに、食鳥処理場 におけるH A C C P 方式による衛生管理指針が順守されているか、本チラー水の温度、 透視度、塩素濃度を計測してから調査を行った。
関連資料 |
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