ご挨拶
本協会は、この度の公益法人制度改革に伴い、財団法人から公益財団法人への移行認定申
請書を平成22年7月5日に鹿児島県知事に提出し、9月22日に移行認定書が交付されま
した。
これを受け、10月1日に「公益財団法人鹿児島市獣医公衆衛生協会」を設立しました。
本協会は、現在、鹿児島市から委任された食鳥検査事業と委託された犬の捕獲等受託事業を
行っております。
食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律に基づく食鳥検査事業は、食鳥肉から人
畜共通伝染病等の原因微生物等を排除して、食鳥肉を安心して消費者が食べられるようにす
る。つまり、食鳥が持っている人に感染するおそれのある病気を見つけだして、食品として
流通することがないようにし、国民の健康の保護を図ることが目的でございます。
このため、食鳥検査を行う検査員の資質向上を図るため、毎年、厚生労働省、鹿児島県、
全国食鳥指定検査協議会等が開催する研修会等に参加し、検査技術の研鑽に努めるととも
に、検査時に遭遇した疾病事例や食鳥処理場の衛生管理の問題点等を検討するため、定期的
に検査員会議を開催し、食鳥肉衛生の向上に努めております。
一方、狂犬病予防法、動物の愛護及び管理に関する法律、鹿児島市動物の愛護及び管理に
関する条例等に基づく犬の捕獲等受託事業は、犬の捕獲及び犬や猫の引取等業務並びに、
犬や猫の飼養管理、返還、譲渡、処分、焼却などの業務を行っております。
現在、捕獲した犬や飼えなくなって引き取った犬については、インターネットなどの情報
により飼い主への返還や飼養を希望する方への譲渡を積極的に推進しております。
また、犬や猫等動物の不適切な飼養に起因して、周辺の生活環境が損なわれる等の苦情が多
く寄せられており、関係法令、ガイドライン等を踏まえ飼い主への近隣への迷惑防止等につ
いて徹底するよう指導を強化しております。
これらの公益目的事業を通じて、公衆衛生の向上及び公共の福祉の増進等に更に努めてま
いる所存でございますので、今後とも関係者、市民の皆様のご協力をよろしくお願い申し上
げます。
事業報告
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